それ、僕が図解します。

世の中のビジネスモデルやいろんなものの複雑な仕組みを、できるだけわかりやすく説明してみたいと思います。主な話題はネットビジネス、不動産、オタクネタ、時事ネタなど。中途半端な説明や、図を使ってないものもあるかもしれませんが、温かい気持ちでお許しください。

Times Car PLUS × Ha:moにすごく未来を感じた話。

(この記事は別にPR記事ではありません。)

Times Car PLUSでは数年前から、Ha:moという電気自動車をカーシェアリングで貸し出す実験をやっています。どうせうまくいかなくて、すぐにやめるだろうと思っていたのですが、なかなかその気配がないどころか、台数が増えてるようなので気になってました。
先日、コミケに行くために初めて利用してみたので感想を書きたいと思います。

Times Car PLUS×Ha:moとは?

Timesのカーシェアリング事業、Times Car PLUSで、電気自動車Ha:moを貸し出す実験をやっています。都心の限られたエリアだけで実施されているのであまり知られていないかもしれません。

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(山手線の東側の一部エリアでしか利用できない。)

「片道利用」が超便利!

これまでのカーシェアリングも、レンタカーに比べればずいぶん便利なのですが、基本的には往復利用です。(片道利用もあるけど限定的)
それにたいして、このHa:moは片道利用が可能です。自転車シェアリングに近い感覚で利用することができます。15分206円。(i-Roadは15分412円)

車体について

車体はトヨタ車体が作っている電気自動車「コムス」を利用しています。車両本体価格687,085円かららしい。

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こんな感じで、充電します。

 

 軽自動車よりかなり小さく、取り回しはかなりラク。でも、原付に比べるとすごく安心感があります。1台分のスペースに2,3台は置けそうです。車体の開放感もあっていいです。エアコン?なにそれ?

 

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ただ、デザインは同じトヨタの三輪車、i-Roadのほうがカッコいいですね。

ミニカーとは?

そもそも、この「Ha:mo」ですが、「ミニカー登録」という種別になっています。ナンバープレートが水色です。あの公道を走るマリオカートと同じ区分で、原付の50ccエンジンを載せた一人乗り4輪車またはそれと同じぐらいの出力の一人乗り電気自動車、という位置付けです。(他にも3輪車とかいろいろ規定はある)

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こんなバギーもミニカー登録すれば公道を走ることが出来ます。

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制限を一覧表にするとこんな感じ。

実際に使ってみたときの時間と料金

東京駅八重洲口から東京ビッグサイトまでの間を移動する場合を比較するとこうなります。

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実際、この区間ではほぼ普通車と同じ速度で走ることが出来ました。タクシーとの時間差は最寄りの駐車場への徒歩の時間ぐらい。何がいいたいかというと、ゆりかもめより早くて安いです。

デメリット

ミニカー登録の一番のデメリットは「1人乗り」であること。子どもを迎えに行ったりとかそういう用途に使えません。一部、「超小型モビリティ」の認定を受けるた2人乗りのもので排気量も大きいものもあるみたいですが、まだ普及はしてなさそうです。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000043.html

何が未来か?

このHa:moですが、利用するためにはTimes Car PLUSに登録し、専用のアプリから乗り場所と降り場所を指定して利用を開始します。

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これはこれで十分便利なのですが、このまま自動運転してくれたら、もうめっちゃラクなはずです。さらに空を飛んだら言うこと無いのですが。

あちこちの都市にこれが配備されて、自動運転でラクになったらいいなあ、と思うのです。タクシーにとっては脅威ですね。応援したいと思います。