それ、僕が図解します。

世の中のビジネスモデルやいろんなものの複雑な仕組みを、できるだけわかりやすく説明してみたいと思います。主な話題はネットビジネス、不動産、オタクネタ、時事ネタなど。中途半端な説明や、図を使ってないものもあるかもしれませんが、温かい気持ちでお許しください。

ボールは前に蹴れ。

 自分の行動規範、みたいなのを考えていたのですが、『ボールは前に蹴れ。』というのがしっくり来た気がするので、しばらくはこれで行こうかと思います。

 仕事のタスクは「ボール」に喩えられることが多いです。「誰がボール持ってるの?」「お客さんからこんなボールが飛んできました」「急にボールが飛んできて」などなど。

 飛んできたボールをちゃんと返すのはもちろん大事ですが、ボールが飛んで来るのを待つのではなく、できれば、自分が攻撃の起点になって、最初に蹴りだしていく姿勢でありたいものです。一度蹴りだした後は、そのボールに向かって全速力で進むだけです。

 ただ、全速力で走り出すためには、それで合ってるのか、蹴る前にちゃんと考える必要があります。

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 ボールを前に蹴りだす前に、方向と強さをしっかりと吟味し、仲間にもそれをきちんと伝えた上で蹴りださないと、「あのボール、誰が拾うのよ」ということになります。自分が前だと思っている方向が本当に前なのか。前の中でも右サイドか左サイドを狙うのか、一旦手前に落とすのか。


 会社で、PMOの役目を拝命しました。

 PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)というと、プロジェクトの進行管理を中心にやるお仕事です。プロジェクトのリーダーが示した方向に全員を正しく向かわせ、同じペースで走るためのサポートをします。複数のチームにまたがった進捗管理や、個々の課題の解決のサポート、場合によってはリーダーと方向性の相談なども業務範囲に入ります。

 そうすると、なにか、事務局や、スタッフ的な業務で、ピッチのそばにいる仕事に見えますが、僕はそうは思ってません。自分もフィールドの中に飛び込んでいって、積極的に大きな声を出して、ガンガンボールを前に運んで行きたいと思っています。

 今までにもプロデュサー・ディレクターとして、プロジェクトの管理をやったり、進捗管理をすることはあったので実務は知っていましたが、PMOの業務を体系的に学んだことはなかったので、とりあえず、人に薦められたこの本を読んでみました。

 

 前段はやや概念的で中途半端だったのですが、真ん中のあたりにある、「24のケース」はなかなか具体的かつ実用的でわかりやすかったです。自分が経験したことある事例、得意な事例なんかはいいのですが、いくつかの気づいてなかった事例については、早速実際に活かしていきたいと思っています。


 実は、いままでの自分の行動規範は「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」でした。これからもそれは変わらないのですが、このままだと、「方向感」や「ゴールまでの距離感」がはっきりせず、チームメンバーにも伝えにくいなと思っていました。

 「ボールは前に蹴れ。」だと、必ず「前はどっちだ?」という疑問にぶち当たります。この言葉をきっかけに各メンバーにも方向性が大事だということが分かってもらいやすいんじゃないかと思っています。上司のほうばっかり気にしてるメンバーに「こっちに蹴るな。前に蹴れ」みたいな使い方もできるし。

 と、いうことで、ガンガンボールを前に蹴っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。