それ、僕が図解します。

世の中のビジネスモデルやいろんなものの複雑な仕組みを、できるだけわかりやすく説明してみたいと思います。主な話題はネットビジネス、不動産、オタクネタ、時事ネタなど。中途半端な説明や、図を使ってないものもあるかもしれませんが、温かい気持ちでお許しください。

日本大学アメリカンフットボール部はいつどのタイミングで謝ればよかったのか?

2018年5月6日に行われた、日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボールの試合において、日本大学の選手が相手選手に危険な行為をし、それが故意であって、かつ、監督・コーチによる指示のもとに行われたのではないか?ということで話題です。

 

本日、その当該M選手(以下、この記事では単に「選手」と書きます)が会見を開き、監督・コーチから、相手のQBを負傷退場させるように圧力を受けていたことを告白し、相手選手に謝罪する。という会見が行われました。


今回、日本大学、及び同大学のアメリカンフットボール部は、相手への対応、及び広報対応を全面的に間違えていると思います。端的に言うと、嘘・ごまかし・逃亡で乗り切ろうとしているのですが、そのせいで、事柄がどんどん大きくなってしまいました。

 

メディアも他に大きな話題もないので、毎日執拗に取材し、追いかけています。

 

事件はまだ収束していないですが、 日本大学が初手からずっと対応を間違いこうなったことは間違いないので、「ダメージコントロール」の視点で事件の展開を追ってみたいと思います。

 

日大は、どこで引き返せなくなったのでしょうか?


(以下、5/21の日大選手の会見内容が全て真実であったとして話を進めます。図においては「選手」は反則行為を行った日大選手のことであり、監督・コーチは、それぞれ日大の監督・コーチのことを指します。)

 

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この段階で謝っていればそれで済んだ可能性が高いです。幸い、相手選手の怪我も選手生命に関わるようなものではなかったようですし。

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ここで謝らず、また、大学側がここで真相究明に真剣になっていれば、結果が違った可能性があります。

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監督辞任で済むか、第三者による調査委員会を入れるタイミングはこの辺だったんじゃないかなと。

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回答書の内容が逆に相手を怒らせ、選手をも怒らせるものだったので、監督辞任では済まなくなっています。

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選手のせいにした結果、された側はたまったものでないので、しっかり反撃に出ています。勇気ある行動だと思います。

ターニングポイントは5月15日

 

この日、日大側が選手に責任を押し付ける回答書を出し、息子が犯罪者にされることを恐れた父親が弁護士に相談します。そこから一気に陳述書の準備、相手への謝罪、大学側からの言質の確認、会見と進みます。(この弁護士さん、有能ですね。。)

 

5月15日の段階では被害届はまだ出ていませんでした。関学側は日大が自主的に謝罪し、真実を話すことを待っていたのでしょう。

 

日大側は、自ら監督の責任や大学の管理責任を認めることになり、刑事訴追の可能性が高まるので、辛い判断とはなるのですが、やはりここで正直に話すべきでした。

 

結局、危機管理に必要なのは

・ものすごく早い段階で、客観的かつ正しい真実をつかむ。

・監督や学校の権力の影響から自由な第三者による調査。

・内部監査、内部でのしっかりとした批判体制。

・相手のこと、自分のこと(部活動は教育の場であるということ)をしっかりと理解した前提にたってものを考えること。

・嘘やごまかしは必ずバレる、ということ。

ということじゃないでしょうか?

 

 

そして下記が、本日の選手による会見を受けての広報コメントです。

アメリカンフットボール部・M(原文は実名)選手の会見について
2018年5月22日
 本日、本学アメリカンフットボール部のM(原文は実名)選手が、関西学院大学フットボール部との定期戦でルール違反のタックルをし、相手選手にけがを負わせた件につきまして、心境を吐露する会見を行いました。厳しい状況にありながら、あえて会見を行われた気持ちを察するに、心痛む思いです。本学といたしまして、大変申し訳なく思います。

 会見全体において、監督が違反プレーを指示したという発言はありませんでしたが、コーチから「1プレー目で(相手の)QBをつぶせ」という言葉があったということは事実です。ただ、これは本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉で、「最初のプレーから思い切って当たれ」という意味です。誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思います。

 また、M(原文は実名)選手が会見で話されたとおり、本人と監督は話す機会がほとんどない状況でありました。M(原文は実名)選手と監督・コーチとのコミュニケーションが不足していたことにつきまして、反省いたしております。

(日本大学広報部) 

 

いかに、客観的に事態が把握できていないのか?がよくわかります。

 

特に今回、会見の冒頭、選手の弁護士より、「実名・顔を出すのは謝罪のためであるが、報道にあたっては配慮をお願いしたい」という発言がありました。にも関わらず、反省文のタイトル・本文に本人の名前をバッチリ書いてくる無神経ぶり。

 

この先、どこまでも非を認めずに行くなら、もう裁判などで決着をつけるしかありません。そうなれば、こんな危険なクラブと試合してくれる相手はいません。所属選手もついてこないでしょう。現実的には廃部しか無いと思います。名門校であったとのことで、残念ですね。

 

日本大学側は5/24に回答書を出すと言っています。

これまでの対応が全て後手に回っていましたが、ここが最後のチャンスです。回答が下記のような要素を含んでいれば、日本大学側は幕引きを図れるかもしれません。

・日本大学の責任者(学長?)からの回答

・内田氏自身の関学側部員・スタッフおよび日本大学の部員、学生アメリカンフットボール関係者全てへの誠意ある謝罪

・5/6の試合に至る経緯と、指示の具体的な内容の説明

・5/15の回答書の撤回と、何故それを出してしまったかの説明

・5/21の広報文書の撤回と、何故それを出してしまったかの説明

・今後の相手選手及びタックルさせた選手への対応(直接謝罪や損害の賠償)

・アメリカンフットボール部の廃部と部員への謝罪

・法的な処分を素直に受ける覚悟の表明

 

変に防御姿勢を見せると逆効果です。もはや何をやっても「先手」を打つことにはなりませんが、今後求められそうな事をきちんと想定して、「言われる前にやる」ことが求められるんじゃないかと思います。

 

ちなみに、この日本大学の責任者が出てこないことに起因するダメージコントロールの失敗。最近他の事件でもありました。未成年への性的な嫌がらせで5人のメンバーが4人になったあの事件です。あれも初手がら対応を間違え、その後回復できなかったパターン。

 

それに習って、監督はもうお辞めになるようですし、今後の呼称は「内田メンバー」と呼んではいかがでしょうか?

 

 

100円ショップCanDoのVRゴーグルが凄い

100円ショップのCandoに立ち寄ったときに、たまたま見つけました。

ダンボール製のVRゴーグル。お値段100円。

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いわゆる「ハコスコ」を強くイメージした製品ですね。

組み立ててみました。

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こんな感じ。ちゃんとレンズも入っています。iPhone7 Plusとかの大型の機種も取り付けることができます。
とはいえ、100円なので、それなりなんだろうなあ、と思って、いくつかコンテンツ見てみたんですが、これがとてもいいです!

 

www.youtube.com

ウォータースライダー的なやつ、とか。

YoutubeにがかなりたくさんVR動画の作品がアップされているので、それだけでも相当楽しめます。

この、CanDoの100円ゴーグルがVRの底辺を広げることは間違いありません。

 

最近、id:shi3z さんが「Google のVR180が凄いという」エントリーを書いてました。

shi3z.hateblo.jp

確かに180度にして、いろんな演出を普通にやってくれたほうがコンテンツとしてのクオリティあがるんですよねえ。作るのも効率的だろうし。

記事中に気になったフレーズが

「GoogleのVR180と書いたが、本当はDMMが何年も前から同様の技術を開発してコンテンツを作っている。これも非常にチャレンジングな分野で、様々な実験と発明が行われているのだが、長文日記のコンプライアンス上、紹介することが難しい。」

 

僕も「最近、DMMさんの新着にVRが多いなあ」と思って、調べてたんですよ。今年3月に。shi3zさんが、「コンプライアンス上難しい」とのことで、僕が調べた結果を公開しようかと思います。

こちらが、DMMさんのR18のトップページ。

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こんな風に、VR動画のジャンルができています。出来たの2016年半ば。PSVRが出るちょっと前です。

 

DMMさんにはWeb APIサービスがあります。

トップ - DMM Web APIサービス

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このように、本来は主に、アフィリエイトを構築するために使われるものです。

これを使うと、DMMさんのアダルト商品のデータを参照することが出来ます。

 
こちらが、商品検索APIのリファレンス。

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こんな感じで、商品情報のかなり詳細なところまで引っ張って来ることが出来ます。

 

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商品情報テーブルには「発売日」「ジャンル」などの情報も掲載されています。

そこで、ジャンルを「VR作品」に絞り、そのジャンルに登録されている全作品のデータを引っ張ってきました。

そして、発売日順に並べ、VRジャンルが出来てから、VR作品がどのぐらいリリースされたのかをグラフにしたのがこちら。

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なんと、すでに累計3,000本近くもあります!(2018年3月現在)

月200本以上という、ものすごいペースでVR作品が量産されているのがわかります。

 

そして、熱いのが、みなさんのレビュー!順を追ってみているとわかるのですが、初期の頃にみたユーザさんが「小人VR(被写体が遠すぎる)」「動きがわからない」など、厳しいレビューを突きつけていました。結果、ものすごいスピードで作品作りが進化していく過程が見て取れます。まさにユーザファースト。

 

最近の作品は、360度ではなく、後ろ半分近くに黒幕がかけられており、VR180と同じような感じになっています。でもそれで、十分なんですね。

 

それだけに、最近の作品は、没入感がすごいです。

 

橋本ありなさんが僕だけに話しかけ、鈴村あいりさんの顔がもうすぐそこまで迫り、RIONさんの神乳が手を伸ばせば触れられる距離に!自分の鼓動が必要以上に高鳴るのがわかります。心臓に悪いわ、これ。


と、いうわけで、キャンドゥーの100円VR ゴーグル、使えます。もちろん、本格的な専用のゴーグルとは比べ物にならないですが、VRの入門としてはとてもいいと思います。

 

ただし、注意事項が一つ。

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使っているときは、スマホが落ちないよう、『両手』で本体を支える必要があります。
おじさん、それじゃちょっと都合悪いんだけどな。なんとか固定する方法を考えないと。

 

それにしてもVR楽しいから、カメラ買おうかなあ。5月11日発売か。

 

チームラボの新しい施設、teamLab Borderless に一足早く行ってきました!

2018年初夏、お台場に新しいアート施設施設 "MORI Building Digital ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless" がオープンします。それに先立ち、館内プレスツアーがあり、許可を頂いたので潜入してきました。約50作品もあるうえに、まだ制作中のものも多いので、ごく一部だけをご紹介します。

どんな施設か?

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場所はお台場・パレットタウンにあります。観覧車の下、元、「東京レジャーランド」というゲームセンター&ボーリング場があったところです。

 

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10,000㎡の広さの空間に壁や鏡を張り巡らせ

 

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470台のプロジェクターを設置し、

 

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520台のPCでデジタルアートをリアルタイムに演算して展示する、すごいスケールの展示です。

 

過去に東京では、お台場のteamLab Planetsやヒカリエでの展示があったわけですが、いずれも一時的な施設でした。今回は、それを大幅に超える規模で、常設の展示となります。プロデュースは森ビルさんです。

ありえないデカさを『決められた順序無く』歩く

入口に入って、いきなり3方向に別れます。普通の美術館と違って、決められた順路というのはありません。

最初の部屋に入ると、体に蛹がまとわりつき、そこから蝶が生まれるそうです。
最初の部屋はまだ制作中でした。

その蝶が、花の咲く空間を飛び回ります。

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この花の森が迷路になっています。

で、この森にはいろんな季節の花が咲いています。あじさい(梅雨)やひまわり(夏)など。

これらの花はかならず同じ場所に咲くのではありません。
人が立ち止まると成長して咲き、歩くと散らされて散る、というインタラクティブなもの。

 

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その迷路の中には小部屋があるのですが、小部屋の中にはまた作品が。

そして、小部屋から出てくると、回りの草花が変化しています。
これは迷う。(迷った)

森の奥には巨大な滝のある空間があります。


これは、チームラボ得意の物理シミュレーションによって水流を再現した滝。一瞬として同じ瞬間はありません。この滝も何度かみたことありますが、こんなでかいのは初めて見た。

階段を上がって上の階へ

階段を上がって、上の階へ行きます。

階段の側面にも、アートが。これは、お客さんが上の階で書いた絵がそのまま投影されます。さらに、その花々は散っていくときに、花びらの軌跡によって、花自身も新たに線を描き残していきます。と、文字にすると、なんだかよくわからないかもしれませんが、同じ瞬間が二度と無いというのはとても儚くて、綺麗です。

全体は5つのゾーンに分かれている

全体としては5つのゾーンに分かれています。
・Borderless World
・TeamLab Athletics
・学ぶ!未来の遊園地
・ランプの森
・En Tea House

今回の新作盛りだくさんエリア TeamLab Athletics

ポヨンポヨン宇宙


Boing Boing Universe: Experimentation / ポヨンポヨン宇宙:実験中

人がいると、そこの重力が大きくなり、星くずが集まってきます。やがて恒星になったり、超新星爆発をしたり、ブラックホールになったりするそうです。

グラフィティネイチャー 山山と深い谷

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凸凹の激しい空間(高低差3メートルらしい)に、インタラクティブなアートが投影されます。めっちゃ楽しそう。

 

ちなみに、上は完成予想図。つまり、まだできていません。

現在はこんな感じ。

 

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制作中のところを見せてくれました。こんなふうにテストパターンを表示して作ってるんだ。

色取る鳥の群れの空中吊り棒渡り


Aerial Climbing through a Flock of Colored Birds: Experimentation / 色取る鳥の群れの空中吊り棒渡り:実験中

吊橋が無数に絡み合ってつながっており、誰かが進むことでその揺れが他の人にも伝わり、予測不可能な揺れをする、というものだそうです。

 

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こちらも実際には制作中。


光の立体ボルダリング


Three dimensional Light Bouldering Experimentation / 光の立体ボルダリング:実験中

空間内にあるたくさんのバーには、光の玉がついています。ここで光のバッヂが配られるのですが、それと同じ色に光っている玉を掴んで移動します。もちろん違う色の玉を掴んでもOK。光の色は常に変化するので、同じルートで通るものはない、ということ。

すっごい楽しそう!

こちらも制作中です。頑張って!

学ぶ!未来の遊園地

Sketch Aquarium


Sketch Aquarium

これは、何度も展示をされているおなじみの作品。子どもたちが書いた絵が、そのままプロジェクターに投射されて、水槽の中を泳ぐ、というものです。


裏返った世界の、つながる!巨大ブロックの街


Giant Connecting Block Town


駅のブロックを2つ、離れた位置に置くとそこを結ぶように線路が描かれ、列車が通ります。ヘリポートのブロックを置くと、ヘリコプターがやってきます。


ランプの森


Forest of Resonating Lamps - One Stroke

無数のランプがぶら下がっており、人との距離に応じて、光り方や色が変わります。

中に入ると、とにかく幻想的。宇宙の中にいるような気分になります。

En Tea House

この施設内で唯一の喫茶スペース

お茶が出てくると

 

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その中に花が咲き、

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飲むと

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消える。

という、「アートを飲む」体験ができます。

すべての作品がつながっている

約50もの作品が展示されているのですが、作品は部屋から出て移動しはじめ、他の部屋に行きます。で、作品同士は移動中、すれ違ったり、触れるとリアクションしたりしています。


これは象が歩いてくるところと、踊りを踊るうさぎやおじさんがすれ違っている所。

それぞれの作品が互いにコミュニケーションを取り「次、こっちの部屋が空きそうだよ」「じゃ、私行きます」といった具合に、空間の中を常に移動しているので、一瞬として同じ瞬間はないし、スタッフ側でも次の瞬間、どこになにがいるのかよくわからないということになってるそうです。なんかすごい。


身体性の認知が脳の発達に。

  物体同士の空間的な関係を理解し、記憶する能力である「空間認識能力」は、「言語能力」や「数学力」に匹敵するほど重要な能力で、これは特にクリエイティビティやイノベーションにおいて主要な役割を果たしているそうです。

 脳における「海馬」が空間認識能力に関わってるらしいのですが、マウスの実験によると、広く凸凹なところで育てたマウスでは、そうでないマウスに比べて脳の神経細胞が4万倍、海馬のサイズも15%増加していたそうです。海馬は記憶にも大きく関係があります。人間の教育はだんだん身体性を失ってきているので、あえて凸凹なところや、バランスの悪いところにいって、身体性を取り戻すことがとても重要になっている、とか。

 ポヨンポヨン宇宙や、その他のインスタレーションは、身体性を強く意識させる作品でした。

 【参考になりそうな論文1】
刺激の少ない環境が成体期マウスの空間認知や海馬におけるGAP-43およびシナプトフィジンの発現に及ぼす影響 (宮本 満, 杉岡 幸三, 荒川 高光, 三木 明徳)
【参考になりそうな論文2】


「境界がない(Borderless)』とはどういうことか?

これまで世界中で作品を発表し、その都度高い評価を得てきたteamLab。さらに現在は、常設展示も持っています。本拠地である東京に、これまでにない最大規模の常設施設を作るということで、ここでしか見れない作品を展示。力の入りようが違うなと感じました。

なかでも、違いを感じたのがBorderlessというテーマについて。

これまでの作品においても、


2次元と3次元の融合


生命は生命の力で生きている_チームラボ

自我と空間の融合


Floating in the Falling Universe of Flowers

など様々な作品でBorderlessを表現してきましたが、今回のteamLab Borderlessでは、それをすべてつなげてきた感じです。

・作品と作品の枠を取り払う

 普通、美術館で見る絵は枠の中に入っています。

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 並べられた2つの絵の間に関係を見出し、相互に作用させようとするのは、見ているものの頭の中だけであり、それはハイコンテクストな世界、オタクの世界と言ってもいいかも知れません。

 今回の展示では、額縁に関係なく、それぞれの作品の間を、別の作品が飛び回ります。

・重力からの自由

 いくつかの作品では、極めて高い没入感があるものがあります。平衡感覚や、自分の座標感覚を見失うように設計されています。
 VR技術は、ゴーグルを付けた地点をゼロとして、どのように重力や座標を表現するか、を追求してきましたが、そのまるで反対です。ゴーグル無しで、すごい没入感。人間の脳って、都合よく騙されるものだな、と思います。

 こういう体験をさせることをチームラボではBody Immersiveと呼んでいるそうです。

 このBody Immersiveを、既存のVRと比較してみるとこんな感じ。

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・外と内の境界を取り払う

 作品の中には、鏡が使われている作品があります。平衡感覚も座標感覚も失って、光の渦の中で作品の中を気持ちよく彷徨っていると、突然自分の姿が目の前に出てきて驚くことがあります。その瞬間、いま自分の意識が体の外と中の曖昧な領域にあったことに気づきます。
 他にも、巨大な波がひたすら生成される部屋があるんですが、そこにいると、時間も自分自身も何もかも良くわからなくなります。禅の境地にも似た、中と外がつながっている感じがします。

 普段の生活において、人は、自分が枠に囚われているのは当然で、境界があることを前提としながら生きています。

 この施設は、自分が枠に囚われていることに気付かされる、という意味で、単なるデジタルコンテンツではなく、アート作品なんだ、と思います。

注意事項

この夏、行こうという人のためにいくつか注意事項を

・物が落ちる服を着ない

中はめちゃくちゃ広いです。しかも、ほとんどが暗めの空間です。物を落としたら拾うのが絶対に大変。持ち物は預けるとしても、ポケットにものを入れないか、入れたとしても絶対に落ちないようにしたほうがいいです。

・なるべく平たい靴で

 段差が多い箇所もあり、また、場内かなり広いので、相当歩きます。ヒールはやめたほうがいいです。(平たい靴も貸してくれるみたいです)

・子どもを見失わない

 暗いし、順路が無く大人でも中で迷ってしまううえに、アート作品は常に動いていて、同じ瞬間がありません。興味深い何かを見つけて追いかけてしまうと、たちまちはぐれてしまいます。絶対に見失わないように常に襟首を掴んでおくか、諦めて、iPhoneをもたせて、はぐれたら「iPhoneを探す」とか?

オープン日も発表

今回のプレスツアーではこれまで「2018年初夏」としてきた、オープン日が発表されました!

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森ビル 杉山央さん

『都市にはヒト・モノ・カネ・情報が集まります。私たちは「都市の磁力」と呼んでいます。これを高めるためには、芸術や文化の進行が必要と考えています。森ビルはアークヒルズのサントリーホールや、六本木ヒルズに森美術館を開くなどして、東京の魅力を高めることをしてきました。
チームは3年ほど前に発足しました。これまでの既存の枠を超えて、全く新しい施設づくりができたと思っています。2020年の東京オリンピックに向けて、ここが新たなdestinationとして、世界中の人々をひきつけ、ここから新しい文化・芸術・アートを発信していけると信じています。』

 

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teamLab 猪子寿之さん

『ベースがある東京で、10年後、20年後、30年後を振り返った時に、世界からみてエポックメイキングになるようなそういう場所を作りたいと思っていました。
境界のないアート群からできています。自らの身体で探索し、時にはさまよい、あるものを発見していく場所。新しい発見を共に作っていくようなそういう場所になったらいいなと思っています。アートそのものが動き出し、部屋から出て、他のアートたちと自らコミュニケーションを取り、場合によっては混ざり合っていく。境界のない一つの世界になっています。プロジェクター群によって包みこまれていく空間が、美術館に限らず、いろんな空間の有り様を変えていくと思っています。この空間が最終的にどんなのものになっていくのか、それは僕にもよくわかりません。アート群によって他の人との関係を連続的なものにし、世界と自分との境界をなくしていく、そういう世界で、いろいろなものを見つけて欲しいと思います。』

 

オープンは2018年6月21日!
チケットの発売は2018年5月下旬とのことらしい。
超楽しみ。

 

 

 

西野さんの話はコンプライアンスというより、コーポレート・ガバナンスの問題だったのでは?

絵本作家の西野さんが、エボラブルアジアさんの子会社のCIOに就任して3日後に辞任されました。

簡単な経緯など。西野さんにコンプラ上の懸念??

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社外監査役の森田氏に、「コンプラ上の懸念」を指摘され、それに対して違和感を感じたので質問したところ、思うような回答が得られなかったので、やめることにした、ということだそうです。

西野さんに対して「コンプラ上の懸念がある」とするのは僕も違和感があります。コンプライアンスといえば「法令遵守」のことで、西野さんが違法行為を犯しそうであったり、反社会的勢力との付き合いがあるかのような見え方です。そんなことはないだろう、と。

一方、西野さんと言えば「スケジュールを仮押さえされると激怒する」という方です。

キングコング 西野 公式ブログ - 奴隷をやりたけりゃ、勝手にやってろ - Powered by LINE

西野さんがそういうスタンスで仕事をされることは一向にかまわないのですが、企業で役職を務めていただくにあたって、このスタンスはコンプライアンス上は問題なくても、ガバナンスとして、とてもやりにくい状態だろうな、と思います。

コーポレート・ガバナンスとは何か?

株式会社は利潤を上げるという目的を持っています。株主、役員、従業員等はそれぞれの責任において、会社の価値を上げるための努力をしなければなりません。しかし、会社にはトラブルはつきもの。トラブルを未然に防ぐため、あるいは、トラブルがあったときの責任の所在を明らかにするために必要なルールを整備することを「コーポレート・ガバナンス」といいます。

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会社は利潤を追求するものですが、その過程で違法なことや不正なことがあってはいけません。なので、コーポレート・ガバナンスには「コンプライアンス(法令遵守)」が必ず含まれます。

西野さんが会社のために良かれとおもってやったことが、マイナスになることもある

例えば、西野さんが会社のためにスゴイアイデアを思いついたとします。それを、一刻も早く伝えるために、ツイッターで発表したとします。しかし、実はそれが会社側が水面下で進めていたことと一部かぶっており、西野さんの発表により、すべてがぶち壊しになってしまった、とします。

その時、会社は、西野さんに対してどういう責任を求めることができるでしょうか?

事件の内容や損害の範囲、初動対応やその後の経過によって、色々変わってくるでしょう。

しかし、一つ確実に言えるのは、「重大発表については、こういうプロセスを通じて決定し、発表を行う。それ以外のものについてはすぐに否定する発表をする」といったルールが決められており、そのルールが公表されていて、なおかつその通り実行されれば、混乱は最小限に留めることができるはずです。また、正規のプロセスを経て発表しなかったことに対する責任も明らかにすることができます。これがコーポレート・ガバナンスの効いている状態、です。

コーポレート・ガバナンスを見直す必要はあった

西野さんぐらい影響力のある方だと、何かをプラスにするのと、同じぐらいの力でマイナスを生み出してしまうことも想定できます。仮に本人に悪意がなかったとしても。政治家や芸能人だけではなく、Youtuberなどもたまに炎上しますが、それも影響力のなせるわざです。

そういうことが予想されるなら、会社として、責任の所在や事後対応のプロセス、通常の指示命令系統といったものが必要なのは間違いありません。

今回、西野さんをCIOに任命した理由はよくわかりませんが、これまで会社になかったものを求めての依頼であったことは間違いなく、多少は会社のルールから逸脱するものも期待していたかもしれません。そうであればなおのこと、コーポレート・ガバナンスの観点から、ルールの再確認をしておくのは当たり前の話です。

会社のルールを守る「忠実義務」とは?

コーポレート・ガバナンスは、管理部門の仕事であり、内部監査の仕事であり、監査役の仕事です。今回、森田さんが、西野さんがCIOとして入ってくるにあたって、ガバナンスが気になったのは当然のことといえます。

一方で「コンプライアンス」は一般的には法令遵守と訳されますが、「コーポレート・コンプライアンス」として、いわゆる違法行為・不正行為だけではなく、「会社のルール」の違反まで含めて考える、といった見方もあります。

違法ではないが会社のルール違反とは、定められた手続きを省略した、とか、命令に従わなかった、というものです。

重要な役職の人に、「来週の火曜日か水曜日に重要な会議をする予定なので、スケジュールを仮押さえさせてください」と、伝えたら、「仮押さえは断る!決まったら教えてくれ!ただ、すでに他の用が入っていたらそちらを優先させてもらう」と言われてしまうのでは、会議が出来ません。

なので、常識的な範囲で調整する他に、取締役には「忠実義務」や「善管注意義務」というのが課せられています。取締役でない人でも、重要な役職についてもらうには、やはり自分の利益よりも会社の利益を優先するように忠実にしてもらいたいというのが通常のルールです。

森田さんの言葉は誰に向けたものだったのか?

しかし、会社のルールに合わないから、と人を拒むのでは変化を起こせません。むしろ、大胆な変化を起こすには、これまでのルールに合わない人を連れてくるべきです。ルールの方を変えればいいんです。

「スケジュールの仮押さえは許しません」という人を重要な役職につけるには、どういうルール変更をしたらいいのか?あんまり考えたくないですが、大変そうです。

 したがって、森田さんの上記発言は、西野さんに向けられたもの、というよりも、会社の取締役会&監査役に向けられた言葉のような気がします。

そもそも任命責任が。

さて、請願して重要な役職に来ていただいた方が3日で辞めてしまったことについて、コーポレート・ガバナンスに沿って、誰かに責任があったかを明確にする必要があります。そうでないと、また同じことが起こる可能性があるからです。

今回の場合は、誰が西野さんを推薦し、何を期待して依頼し、どういう過程を経て任命に至り、発表に至ったのか?というプロセスもはっきりする必要があります。
西野さんは迷惑をかけないためにも早く辞めた、と、おもっているかもしれませんが、早く辞めたことで、すでに誰かの責任問題になってしまいました。難しいところです。

通常、CXOと言われる役職は、それが商法上の取締役ではなくても、重要な役職であることに変わりありません。

重要な役職であるなら、事前に社外監査役が知らないまま任命されてしまうのは問題ではないでしょうか?

もしくは、会社側は「別に監査役に伝えるほどの重要なことでもない」と思っていた可能性があります。もしそういうことなのであれば、これは西野さんにとってはちょっと残念というか、まあ、そういうものだった、という話ですね。

任命責任等、コーポレート・ガバナンス上の問題を明らかにした、という点で、今回、ご両人はいい仕事をしたのではないでしょうか?

ALISのICO状況についてまとめました

ALISというサービスが、サービス開発資金をICO(Initial Coin Offering)で調達しようとしています。 日本ベースのサービスの大型ICOとして期待しているのですが、9月2日(金) AM 11:00からトークンセールが開始になりました。

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https://alismedia.jp/ja/index.html

ICOとは何か?

今回については、仮想通貨の仕組みを使って、資金を調達するものです。この時点ではまだ資金を調達しているだけなので、会社の売上や儲けになるわけではありません。

今回、ALISさんは、彼らがやろうとしているALISという新しいサービスの開発費をICOによって調達しようとしています。

ALISとは何か?

ALISさんのページのホワイトペーパーを読んで下さい!
ざっくりいうと、評価が目に見える「はてな」みたいなものです。

現在の調達は2.5億円。ただし、最初の30分でその半分を調達。

開始から約32時間経過していますが、ここまでで、6,100 ETH(イーサリアム)、約2億4千万円を調達しています。

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実は、その半分の3,300ETH(約1.3億円)は最初の30分で調達したものです。グラフを見ると、その後、急速にスピードが緩くなっているのがわかります。

この先どうなるのか?

売出しは9月29日まで続きます。実は一週間ごとに値段が高くなっていく(早く買うとオトク)という設定になっています。

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で、目標としている最高調達金額は125,000ETH(約49億円)です。

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逆に、最低調達金額は11,666 ETH(約4億5千万円)となっています。この調達金額に達成しなかった場合、トークンセールは不成立だったものとして、これまで払い込まれたものは全て払い戻されます。

ここまでに集まっているのは約6,100ETHなので、まだ最低調達金額の半分程度です。

ここはぜひ成立させてほしいなあ、と思うのですが、どうでしょうか。

 

※ ETH(イーサリアム)と、日本円のレートは 1 ETH = 39,000円として計算しています。

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Times Car PLUS × Ha:moにすごく未来を感じた話。

(この記事は別にPR記事ではありません。)

Times Car PLUSでは数年前から、Ha:moという電気自動車をカーシェアリングで貸し出す実験をやっています。どうせうまくいかなくて、すぐにやめるだろうと思っていたのですが、なかなかその気配がないどころか、台数が増えてるようなので気になってました。
先日、コミケに行くために初めて利用してみたので感想を書きたいと思います。

Times Car PLUS×Ha:moとは?

Timesのカーシェアリング事業、Times Car PLUSで、電気自動車Ha:moを貸し出す実験をやっています。都心の限られたエリアだけで実施されているのであまり知られていないかもしれません。

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(山手線の東側の一部エリアでしか利用できない。)

「片道利用」が超便利!

これまでのカーシェアリングも、レンタカーに比べればずいぶん便利なのですが、基本的には往復利用です。(片道利用もあるけど限定的)
それにたいして、このHa:moは片道利用が可能です。自転車シェアリングに近い感覚で利用することができます。15分206円。(i-Roadは15分412円)

車体について

車体はトヨタ車体が作っている電気自動車「コムス」を利用しています。車両本体価格687,085円かららしい。

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こんな感じで、充電します。

 

 軽自動車よりかなり小さく、取り回しはかなりラク。でも、原付に比べるとすごく安心感があります。1台分のスペースに2,3台は置けそうです。車体の開放感もあっていいです。エアコン?なにそれ?

 

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ただ、デザインは同じトヨタの三輪車、i-Roadのほうがカッコいいですね。

ミニカーとは?

そもそも、この「Ha:mo」ですが、「ミニカー登録」という種別になっています。ナンバープレートが水色です。あの公道を走るマリオカートと同じ区分で、原付の50ccエンジンを載せた一人乗り4輪車またはそれと同じぐらいの出力の一人乗り電気自動車、という位置付けです。(他にも3輪車とかいろいろ規定はある)

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こんなバギーもミニカー登録すれば公道を走ることが出来ます。

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制限を一覧表にするとこんな感じ。

実際に使ってみたときの時間と料金

東京駅八重洲口から東京ビッグサイトまでの間を移動する場合を比較するとこうなります。

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実際、この区間ではほぼ普通車と同じ速度で走ることが出来ました。タクシーとの時間差は最寄りの駐車場への徒歩の時間ぐらい。何がいいたいかというと、ゆりかもめより早くて安いです。

デメリット

ミニカー登録の一番のデメリットは「1人乗り」であること。子どもを迎えに行ったりとかそういう用途に使えません。一部、「超小型モビリティ」の認定を受けるた2人乗りのもので排気量も大きいものもあるみたいですが、まだ普及はしてなさそうです。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000043.html

何が未来か?

このHa:moですが、利用するためにはTimes Car PLUSに登録し、専用のアプリから乗り場所と降り場所を指定して利用を開始します。

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これはこれで十分便利なのですが、このまま自動運転してくれたら、もうめっちゃラクなはずです。さらに空を飛んだら言うこと無いのですが。

あちこちの都市にこれが配備されて、自動運転でラクになったらいいなあ、と思うのです。タクシーにとっては脅威ですね。応援したいと思います。

『君の名は。』を期待して『打ち上げ花火』を見に行っちゃダメよ!!!

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を見てきました

すっっごく、好きな映画でした!

 

ただ、Yahoo!映画などでの評価はとても悪いです。

 

 

レビューで2.26点。厳しい。。。

レビューが厳しい理由を書こうかと思うのですが、いちおうネタバレ的な部分もあるので、まだ観てない人はご判断ください。(あと、タイトル長いので、以下「打ち上げ花火」と書きます。)

 

 

 

 

               (空白)

 

 

 

 

 

「打ち上げ花火」を見に行く人はきっと、君の名は。を期待していくと思うんですよ。

だって、「企画・プロデュース」に君の名は。の仕掛け人の川村元気さんが入っているわけですし。

川村元気 - Wikipedia

 

ポスターもこんな感じ。

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なんとなく。雰囲気がありますよね。

でもね、ぜんぜんターゲットが違う映画なんです!

 

実際には、今回のアニメーションを制作した「シャフト」さんの「化物語」のほうが近いんです。

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化物語を知らない人のために、三行で説明すると、西尾維新という京都の天才が書いた文芸作品で、半分吸血鬼の男子高校生がメンヘル処女とか巨乳ちゃんとか小学生とかその他にモテまくる、という、「君の名は。」とは違う宇宙の話です。

 

で、各作品に出てくる要素を拾って、比較表を作りました。実写版の打ち上げ花火も入れています。

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「打ち上げ花火」の菅田将暉さん、すごく良かったんですが、あれ、神谷浩史さんがやったら、どうなるか?想像に難くありません。神谷さんが「なずなーーーー」って叫ぶんですよ。もうね。言葉がない。観たい。

あと、広瀬すずさんの声優はすごく良かったです。特に、電車の中のシーン。「海原電鉄」はちょっとキツかったですが。というか、鉄道ファンにとっては苦笑いなシーンが多かった気がします。

 

話の筋は、ぜひ解説したいところなのですが、まだ公開したばかりなのでやめておきます。「君の名は。」を期待して見に行った人はポカーンとすると思っておいてください。

 

イメージとしては、「君の名は。」を期待して観に行ったら「Boys Be...」が出てきた、みたいな感じです。ヒロインのキャラがなぜかブレブレなので女性は感情移入難しいですし、男性キャラがことごとく何を考えているのがわからないはずなので、女性から見るとキモイと思います。

 

要は「原作の映画の雰囲気が好き」で「深夜アニメを見慣れている」「男性」というかなりニッチな層しかはまらない作品です。数館でやって、熱狂的な話題にしてから全国展開したほうがよかったんじゃないかなあ、と思ったり。

 

この図解も分かりやすかったです。

やはり、観る人を選ぶ作品、という感じですね。結局は好みの問題とも言えるのですが。

 

女性でも、「男子中学生の妄想を観に行く映画」と思ったら、きっと楽しめると思います。(女子中学生の妄想の要素もあるけどね)

話は面白いし、安心して観られるし、絵は綺麗し、広瀬すずちゃんの声には癒されるし、主題歌も最高だし(そういえば、音楽も「化物語」と「打ち上げ花火」は同じ「神前暁」さんですね。)、アニメの文脈が分かる人なら、絶対にオススメの作品です!ただし、原作を観てから行くのを強くおすすめします。

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『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』をどこでみるか?(実写版をなるべく無料で。)

岩井俊二さんの名作映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のアニメ版が8月18日から公開されます。

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総監督 新房昭之さん、脚本 大根仁さんということで、とても期待しています。

せっかく観に行くので、原作の実写版を復習しておきたいなと思ってネットで探してみました。

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原作では、奥菜恵さんが、可愛いと綺麗のちょうどあいだ、使い古された表現で言うと、「少女から大人に変わる瞬間」の絶妙な雰囲気を醸し出している美少女な感じだったはずなのですが、DVDのジャケットが戦争直後みたいな写真になってて、これでは全くわかりません。

で、動画配信をネットで探した結果をまとめてみたいと思います。答えだけ知りたい方は「まとめ」へどうぞ。

「打ち上げ花火、下から見るか?横からみるか?」アニメ映画公式サイト

今回のアニメ映画の公式サイトを確認したところ、原作映画の配信に関する情報は全く見つけられませんでした。どうも、原作映画はフジテレビさんが独自に配給したようで、今回の映画作品の東宝さんは関わっていなさそうなんです。それで、全く情報がない、と。まったく、大人の事情かよ。不便すぎるわ。

アニメ映画公式サイト→ http://uchiagehanabi.jp/

BS/CS/ケーブルテレビ

「日本映画チャンネル」で8月、9月になんどかするそうです。スカパーやJ:COMなどに契約している人は見れますが、そうでない人はわざわざ契約刷る必要があります。ネットの配信に比べると面倒です。また、少なくとも、この1本のためだけに契約するというのは選択肢として難しいです。

スカパー!オンデマンド

スカパー!の日本映画チャンネルで見れるのなら、オンデマンドはどうか?というと、こちらは検索結果なし。

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フジテレビオンデマンド

フジテレビのドラマ・映画作品なので、さすがにここにはありました。しかし、月額プランに入会する必要があります。最低でも324円/月。一応、888円のコース(税込 959円)にYahoo!IDを使って入会すると一ヶ月無料らしいので、見て、すぐに解約したら無料で見れそうです。

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YouTube

有料・無料含めて配信ありませんでした。中国語字幕の海賊版ぽいのはありましたが、画質が壊滅的で、肝心の奥菜さんのご尊顔は全くわかりません。

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iTunes Store

これで見れたらApple TVで見れるので便利なのですが、配信なし。

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Google Play ムービー

検索結果なし。

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Amazonプライムビデオ

Amazonプライムビデオも、Amazonビデオもどっちも検索結果なし。

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dTV

国内最強の動画配信サービスはdTVだと信じて疑わないのですが(それはいずれまた解説するとして)検索してもありませんでした。

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dmm.com

特定ジャンルにおいて国内最強の動画配信サービスの一つだと信じて疑わないのですが、検索してもありませんでした。

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GYAO!

今回のアニメ作品のプロモーションムービーはありましたが、実写映画はありませんでした。

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U-NEXT

検索してもありませんでした。

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バンダイチャンネル

検索してもありませんでした。まあ、アニメ以外はないですよね。

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AbemaTV

検索してもありませんでした。(8/11現在)

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Netflix

入会前は検索すら出来ませんでした。入会前に何が見れるか分からないサービスにあなたは入るでしょうか?アメリカ人はそれでいいのかもしれないですが。それとも僕が見落としてるだけ?

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hulu

見つかりました!ただし、見るためには月額プランへの入会が必要です(月額税込1,008円)。登録して2週間は無料らしいので、登録して、見て、すぐに退会すれば無料で見れそうです。ただ、これだと、フジテレビオンデマンドのほうが安くて期間も長いですね。

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まとめ

と、いうことで、「フジテレビオンデマンド」と「hulu」でのみ見ることが出来るようです。逆に「君の名は。」などは、かなり多くの配信サービスで見ることが出来ます。これも配信元の権利の管理の方針によるのだと思います。多分、フジテレビのひとは「自社で配信してるし、特に対応しなくていいかな?」という感じなのでしょう。

労多くして、得るものは少なかったですが、国内動画サービスの一覧を作ることが出来たと思えば、まあ、これでも良かったかな、と。

 

普通、こういうリメイクがある場合、元の作品のニーズは高まるはずです。調べながらおもったことをまとめるとこんな感じ。

  • 映画公式サイトは、原作がどこで見れるかの情報を書けよ!
  • 動画配信サービス各社は、もっと頑張って権利取りに行けよ! 
  • 月額入会を前提にしてコンテンツ配信しないでよ!
  • 入会前に検索できないとか、アホなの?バカなの?

と、いうことで、いずれかのサービスにお試し入会して、少女と大人の間の頃の奥菜恵さんを見ようと思います。

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秋の夜長はteamLab★Jumgleへ@渋谷ヒカリエ

今年の立秋は8月7日で、暦の上では、今日から秋になります。まだお盆も来てないのに秋といいうのは気が早い気もしますが、夜風はちょっと秋っぽい感じにもなってきました。ここからどんどん夜の時間が長くなっていきます。

芸術の秋ということで、アートイベントとかどうでしょうか。

光と音楽とインタラクティブと

今年の1月に大阪であったイベントが、いま、東京でやっています。今回は「未来の遊園地もセットです。

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大阪で行ったときはこんな感じ。

rick08.hatenablog.com

大阪では昼に行ったのですが、「夜のほうがもっとすごいよ」と聞いていたので、今回は夜の公演にお邪魔しました。

どんな感じかというととりあえずこのムービーをご覧ください。

www.youtube.com

光と音楽のイベント、ということで、「クラブ」みたいな、パリピがウェイウェイみたいな空間を思い浮かべるかもしれませんが、全然違います。EDMがガンガン流れて、ちょっと顎の角度が上向いた女の子が踊り狂ってるようなクラブみたいな空間だったら僕は行きません。

これは、光を使ったアート作品です。


広い空間の壁と天井にこんな感じの光を出すやつが268個ついています(数えた)。

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これが、音やボールに連動し、人の動きに反応して、動きまくります。

単にビームを出して動かすだけだと難しいこともなんでもないのですが、268個もの光源を、時にはランダムに、時には緻密に、時にはものすごい速さで、色を変えながら動かすのは、ものすごい手間がかかります。相変わらず、シンプルなことを常人には到底出来ないレベルで積み重ねて、アート作品として作り上げています。

 

ボールが飛び回って、それに光があたる、というシーンがあるのですが、ちゃんとボールの光とビームの色が揃ってます。細かい。

youtu.be


僕的には、これを光の帯で表現してたのがすごい感動しました。

www.youtube.com

この作品を無形の光線だけでどうやってで表現するのか。考えるだけでめんどくさいのを実際に造ってしまっています。

 

他にもいろんな演出があって、それはそれは面白かったのですが、ネタバレになりそうなのでやめときます。

おっさんが独りで行っても楽しかったですが、できれば、友達と行ったほうがいいですね。外国人率高かったです。あとカップルと浴衣。なるべく軽装で、動きやすい格好で行ったほうが楽しめると思います。

渋谷・ヒカリエでの公演は2017年9月10日まで。ぜひご自身で体験してみてください。

www.teamlab.art

iDeCoとは?なにを買ったらいいの?

iDeCoとは、一言で言うと「新たに定期預金をすると、その金額の15%-50%もの利息を国が払ってくれる」っていうすごい制度です。活用しないのはおかしいです。以下、説明していきます。

※ なお、わかりやすさのために、いろいろ端折ってます。詳しいことは厚生労働省のサイトや各金融機関のサイトをみてお勉強して下さい。勉強しない人にリターンはない!

iDeCo の位置付け

確定拠出年金(iDeCo)とは、個人が自分で積立をすると、その金額に応じて、税制上のメリットが受けられるような年金の制度のことです。

自営業者の方は2001年からありました。また、サラリーマンの方でも、確定給付型年金や企業型の確定拠出年金に入っていない等条件をみたすことで利用することができました。2017年1月から、会社員(サラリーマン)は全員、公務員、さらに専業主婦の方でも利用できるようになりました。

以下、話を簡単にするために、会社員(サラリーマン)の人に絞って話をします。

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会社員の人は、基礎年金+厚生年金に加えて、厚生年金基金や、企業年金など様々な選択肢があります。iDeCoでは、個人が自分で拠出する年金額を決め、その運用先を自分で決めることが出来る点が特徴的です。

高年収な人ほど、オトクな制度。。。

税金がいくらにお得になるか?の計算は簡単です。「(拠出金額)×(所得税率+住民税率)」で計算できます。f:id:rick08:20170803002119p:plain

具体例を示すとこんな感じ。

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この絵の通り、拠出金額は同じでも、年収の高い人の方が、節税効果は高くなります。そういう制度なんです。

さて、iDeCoは株式や債券の投資信託に投資できるのですが、実は、定期預金に入れることも出来ます。その場合、当然元本は保証されます。
普通に276,000円を預金したところで、入ってくる利息は数百円レベルですが、年収950万円の人にとっては、なんと、12万円もの税金上のリターンがある、ということです。実に積立金額の43%!
これがiDeCoの最大のメリットです。
ちなみに、預けたお金は原則として60歳まで引き出せません。それがiDeCoの最大のデメリットです。

iDeCoは何に投資できるのか?

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金融機関によって投資できる商品がそれぞれ異なります。口座管理手数料なども違うので、そこはしっかりと選ぶ必要がありそうです。

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なぜiDeCoという制度が始まったのか?

税金上のメリットがある、ということは、逆に言うと、取れるはずの税金が取れなかった、ということ。もちろんこの制度を実施するためには財源が必要だったはずです。
一体、なぜ税収を減らしてでも国はこの制度を始めたのでしょうか?

一番考えやすいのは、「今後、年金の支給額を減らしていくので、可能な限り、個人で積み立てて欲しい」ということでしょう。もう、国は面倒見ないぞ!と。


ただ、実は、年金支給額が減って困るのは、年収が低い方の人です。年収の高いそうには蓄えがあることが多いですが、年収が低い層は受け取れる年金が元々少ないうえに、蓄えも少ないはず。

年金額が少なくて生活保護を受ける老年世代が増えるのは国にとって大きな負担となります。iDeCoはこれに対する解にはならなさそうです。

 

むしろ、しっかりと年収を得ている層に対して、節税のメリットをちらつかせることで、貯蓄から投資へと振り向けるのが目的ではないか?と思っています。勉強した人だけが、節税を享受できる。と。

しかし、60歳まで引き出せない(積み立てる商品は変更することができる)というのは、投資のやり方としてはあまりうまくないと思っています。場合によってポートフォリオを組み替えられる柔軟性はほしいところです。

そういう意味で、ある程度投資をしている人が、さらにプラスアルファで節税目的で安定的な商品にお金を置いておく、という使い方が良さそうです。そうすると、「貯蓄から投資へ」という狙いを満たせる商品ではなさそうです。

 

このiDeCoでなにを買うか、ですが、株とか不動産とかはもうちょっと流動性の高い方法で取り組みたいところです。また、組み替えなど考えるのも大変なので、「ほったらかし」にしておけるものがいいです。

 

なので、iDeCoはあえてコモディティとかどうでしょうか。長期間に渡って動かせないのが前提なので、インフレに強い「金」をドルコスト平均法で買っていく、みたいな。もしくは海外の債権に投資する投資信託。外貨預金のような感覚でコツコツ貯めます。もちろん、どちらも値動きはありますし、受け取れる年金が減る可能性はあります。

 

投資は自己責任で。